今日、私は歯列矯正の「最後の調整」を終えました。振り返れば、矯正を始めると決意してから約3年。長いようで、あっという間だったような、不思議な感覚です。初めてブラケットを装着した日の異物感と痛み、毎月の調整後の数日間は柔らかいものしか食べられなかったこと、口内炎に悩まされた日々、そして何よりも、鏡を見るたびに少しずつ動いていく歯並びに一喜一憂したこと。たくさんの思い出が蘇ってきます。正直、何度も「もうやめたい」と思ったことがありました。特に、友人たちが美味しそうに食事をしているのを横目に、自分だけが食べられるものを選ばなければならない時は、本当に辛かったです。でも、そんな時に支えになったのは、矯正が終わった後の自分の笑顔を想像することと、担当の先生や衛生士さんの励ましの言葉でした。今日の最後の調整では、先生が私の口の中をじっくりと見て、「うん、完璧だね。本当によく頑張った」と、優しい笑顔で言ってくれました。その言葉を聞いた瞬間、これまでの苦労が全て報われたような気がして、思わず涙が溢れそうになりました。調整自体は、本当に細かな部分の確認と、ほんの少しのワイヤーの曲げ伸ばしだけでしたが、それがまるで、長い旅の終着駅に到着するための最終確認作業のように感じられました。まだ装置は付いていますが、次回はいよいよ撤去です。そして、リテーナー生活が始まりますが、それはまた新しいステージ。この最後の調整を終え、改めて思うのは、諦めずに続けて本当に良かったということ。そして、私をサポートしてくれた全ての人への感謝の気持ちです。この整った歯並びは、私にとって一生の宝物になるでしょう。これからは、この笑顔に自信を持って、新しい一歩を踏み出したいと思います。