歯列矯正を始めると、自分自身の変化はもちろんですが、周囲の人からの反応も気になるものです。私も、矯正装置をつけた初日は「みんなにどう見られるだろうか」「変に思われないだろうか」と、少しドキドキしながら出勤したのを覚えています。私の場合は、比較的目立ちにくい透明なブラケットを選びましたが、それでも近くで話すとやはり装置が見えるため、最初に気づいたのは職場の同僚でした。「あれ、もしかして矯正始めたの?」と聞かれ、少し恥ずかしさを感じつつも「そうなんです、長年の夢だったんです」と答えると、「すごいね!頑張ってね!」と応援してくれました。その一言で、だいぶ気持ちが楽になったのを覚えています。親しい友人たちに報告した時も、ほとんどが好意的な反応で、「綺麗になるの楽しみだね」「私もやりたいんだよね」といった声が多く、安心しました。中には「痛くないの?」「どれくらいかかるの?」といった定番の質問をしてくる人もいましたが、それも関心を持ってくれている証拠だと前向きに捉えるようにしていました。ただ、矯正期間中、特に初期の頃は、装置が見えることへの自意識が強くなり、食事の際に口元を気にしたり、笑う時に手で隠したりしてしまうこともありました。また、滑舌が一時的に悪くなった時期は、仕事で電話応対をする際に聞き返されることがあり、少し落ち込んだこともあります。しかし、数ヶ月経ち、徐々に歯並びが整ってくるのが自分でも分かるようになると、周りの人からも「なんだかスッキリしたね」「笑顔が素敵になった気がする」といった嬉しい言葉をかけてもらう機会が増えました。特に、治療前に私の歯並びの悩みを少し知っていた友人からは、「本当に綺麗になったね!やって良かったね!」と自分のことのように喜んでもらえ、それがとても励みになりました。また、美容院に行った際に、担当の美容師さんから「横顔のラインがすごく綺麗になりましたね、何かされましたか?」と聞かれた時は、矯正の効果を客観的に実感できて嬉しかったです。歯列矯正は、単に歯並びを治すだけでなく、顔全体の印象や雰囲気まで変える力があるのだなと感じました。
「何か雰囲気変わった?」矯正中の周りの声と私の感想