歯列矯正なら必ず知っておきたい歯科医院

2026年1月
  • 矯正治療後の横顔に後悔?理想と違ったを防ぐには

    医療

    数年にも及ぶ歯列矯正を終え、ついに装置が外れた日。しかし、鏡に映る自分の新しい横顔を見て、「思っていたのと違う…」と、落胆してしまうケースは、残念ながらゼロではありません。このような「理想と現実のギャップ」による後悔を防ぐためには、治療を始める前の段階で、いくつかの重要なポイントを押さえておく必要があります。後悔の最も一般的な原因は、「治療ゴールに対する、患者と医師との間の認識のズレ」です。患者側は「口元をできるだけ引っ込めたい」と漠然と考えていても、医師側は「噛み合わせを安定させること」を最優先に治療計画を立てているかもしれません。この認識のズレをなくすために不可欠なのが、カウンセリングにおける徹底したコミュニケーションです。あなたの希望を、言葉だけでなく、理想とする横顔の写真などを見せながら、具体的に伝える努力が重要です。次に、後悔の原因となりうるのが、「非抜歯治療への過度な期待」です。「歯を抜きたくない」という思いが強すぎるあまり、口元の突出感が残るリスクを十分に理解しないまま非抜歯治療を選択し、結果として仕上がりに満足できない、というケースです。医師から「あなたの場合は、抜歯をしないと横顔はあまり変わりません」と説明された場合は、その専門的な意見を真摯に受け止め、それでも非抜歯を選ぶのか、あるいは理想の横顔のために抜歯を受け入れるのか、慎重に判断する必要があります。また、「治療シミュレーションの限界」も理解しておくべきです。多くのクリニックで用いられるコンピューターシミュレーションは、あくまで治療結果の「予測」であり、100%その通りになることを保証するものではありません。骨の反応や筋肉の動きには個人差があるため、予測と実際の仕上がりには、多少の誤差が生じる可能性があることを、あらかじめ心に留めておきましょう。そして、もし治療結果に納得がいかない場合でも、すぐに諦める必要はありません。追加の矯正治療(リファインメント)や、ヒアルロン酸注入などの美容医療を組み合わせることで、理想に近づける方法もあります。後悔しないための最大の防御策は、治療前に十分すぎるほどの情報を集め、あらゆる可能性を想定し、心から信頼できる医師と、二人三脚でゴールを目指すことなのです。